「投資ってした方がいいの？」
「貯金できていればいいんじゃないの？」
と思っている方へ
投資をしなければいけない理由を解説しています。
日本人が投資しなければいけない3つの理由
まず、投資しなければいけない理由は以下の3つです。
理由
・物価が上昇している
・年金不安と消費税アップ
・お金が貯まりやすくなる
物価が上昇している
まず、近年の日本の物価は少しづつですが、上昇しています。
そして、日銀は物価の上昇を2％に上げていく目標を掲げているので、
今後も物価が上昇していくことは覚悟していかないといけない
というのが現状です。
（本当に物価上昇2％を実現できるかどうかはわかりません。）
実際、物価上昇は国が出しているデータからも確認できます。
（引用：総務省「消費者物価指数」）
黒の太線を見てもらえれば徐々に物価が上昇していることがわかると思います。
近年はだいたい前年比＋0.5％～1.0％になっています。
ちょっとずつですが、物価が上昇しているわけです。
物価が上昇していくということは、同じお金を払っても今まで買えていたものが
より多くのお金を払わないと買えなくなる事になります。
例えば、今年100円で買えたものが
数年後には110円払わないと買えなくなってしまうということが起きてきます。
携帯料金の値下げや
この消費者物価指数の参考にしているモノの価格を
比較的安いインターネット価格を重視するという事もあり、
少しこの数値は下がりやすくなります。
しかし、大きな流れで見ると物価上昇が継続することに変わりはないでしょう。
日本銀行が行っている消費者自身への
アンケート結果（生活意識に関するアンケート）を見ると、
物価上昇を実感している消費者が多いことがわかります。
（引用：「生活意識に関するアンケート調査」）
このように、今後も物価は上がっていくことが予想されますので、
私たち消費者はそのつもりでいる必要があると言えますね。
物価上昇が0.2％だった場合、
金利0.001％の銀行預金に置いておくと
その差額分はお金が目減りしていってしまう
ことになります。
今後、物価上昇のペースがもっと上がっていくと
お金が目減りしていくペースも上がっていきます。
だから、ほとんど金利のつかない銀行預金ではなくて
0.2％よりも利回りがあるものにお金を回していく必要があるわけです。
年金不安と消費税アップ
続いて、年金不安と消費税のアップも問題です。
定年後に受け取る年金不安は将来の生活の不安をあおる要素と言えます。
国も定年後のお金は自分で準備してくださいとアナウンスしていますね。
年金制度は現役世代が高齢者を支える制度なので、
少子高齢化社会の日本には今の年金制度の仕組みを
維持するのが難しくなっています。
ですので、今後は受け取る年金額を減らし、
年金の受け取り時期を繰り下げる方向に舵を切ってくるでしょう。
その証拠に、「貯蓄から投資へ」のスローガンを掲げ、
国民に投資を促すような税制優遇制度（NISA、iDeCo）を
導入してきたりしています。
現役世代の私たちとしても、
この流れを無視するわけにはいきません。
消費税についても、菅首相は
数年以内というわけではないようですが、
増税する必要があると明言しています。
ですので、まだ消費税も上がる前提で
考えておかないといけないということになります。
お金が貯まりやすくなる
さて、最後の
投資をするとお金が貯まりやすくなる
とは、どういうことでしょうか。
「投資してお金が貯まるのは、投資で利益が出たときでしょ？」
「損する可能性もあるんじゃない？」
という声が聞こえてきそうです。
ここでいうお金が貯まるというのは、
投資した結果の話ではありません。
投資をすることで、
もっと投資にお金を回したくなり、
必要のない支出を減らす方向になりやすい
という事です。
投資というのは、今後もっと価値が出る（価格が上がる）ことを
見越して対象の金融商品などを購入することです。
ですので、投資の考え方が頭に入ると、
モノを買うときに「価格」ばかりを気にするのではなくて、
「価値」があるかどうかに着目するようになります。
つまり、
何かを買うときに
「価格」ではなく、「価値」があるかを考えるようになる
↓
無駄なものにお金を使わなくなる
↓
日々の支出が減りやすくなる
という家計にとっていい流れが生まれる
きっかけになる可能性があります。
特に、お金持ちはこういう考えの方が非常に多いです。
自分が本当に価値があると思ったものにしかお金を使わないんですね。
このように投資はお金が増える可能性だけでなく、
無駄な支出を減らす効果も期待できるので、
投資をすることは必須だと言えます。
まとめ
以上、物価上昇が続いていくことや、年金制度の不透明感や消費税アップなど
今後の不安材料がいくつかある中で、私たち日本人は少しでも
自分のお金を守ることをしていかないといけないと言えるのではないでしょうか。
実際に、将来不安に備える必要があると感じている人が増えてきている証拠として、
投資初心者の証券会社の口座開設件数が増えています。
徐々に投資をし始める人が増えてきているのでしょうね。
これから投資を始めようと思っている方は、
最初から大きなお金を投資するのはリスクが高すぎるので、
まずは少額から投資を始めてみることをお勧めします。
コメント