【初心者必見】インデックスファンドとアクティブファンドの違いとは?

投資
この記事では、
「インデックスファンドとアクティブファンドって何?」
「インデックスファンドとアクティブファンドの違いって何?」
「投資初心者にお勧めはどっち?」
という疑問について解説しています。

今さら聞けない、インデックスファンドとアクティブファンドの違いとは?

インデックスファンドとアクティブファンドの違い
について書いていきます。

インデックスファンドとは

まずは、インデックスファンドについてです。

インデックスファンドとは、
日本を代表する225社の株価を平均した日経平均株価や
東京証券取引所第一部に上場している全社の株価を指数値化した東証株価指数(TOPIX)
などのインデックス指数に連動するように作られた投資信託やETFのことを指します。

このインデックス指数には、日本だけでなく
アメリカなどの国の株価指数も含みます。

さらに言うと、金の価格や銀、プラチナなどの貴金属やガソリン、天然ガスなどの資源価格、
コーヒーや小麦などの農業商品などの価格を表した指数もあります。

こういった指数に連動するように作られた投資信託やETFの総称を
インデックスファンドと呼びます。

インデックスファンドの一番の特徴は、
手数料(信託報酬)が安いことが挙げられます。

指数に連動するように設計するため
手間がかからないこともあり、手数料が低めに設定されているわけです。

基本的に、投資をする場合には手数料には敏感にならないといけません。

単純な話、手数料が安ければ
それだけ価格が上がった時に利益が増えますからね。

ちなみに、購入時に手数料が発生する投資信託は論外です。
(基本、証券会社や銀行の窓口で購入する場合は、購入手数料がかかります。)

それだけで、投資対象としては除外されると思っていただいて構いません。

インデックスファンドは値動きが指数に連動しているので、

「なぜ今日は上がったのか?」

「なぜ今日は下がったのか?」

の理由がニュースなどを見ればある程度わかります。

だから比較的投資を始めやすいと言えるのが
インデックスファンドです。

さらに言うと、後述するアクティブファンドよりも
運用成績が良くなる傾向があることが歴史的に証明されています。

インデックス投資のバイブルとも言える

「ウォール街のランダム・ウォーカー」
(バートン・マルキール著)

によると、1970年からのアメリカの市場で

市場平均(S&P500)よりも低リターンに終わったアクティブファンド

1年間で63.08%

5年間で84.23%

15年間では92.33%

だったそうです。

つまり、アメリカではS&P500に投資した場合のリターンよりも長期で見た場合

いい成績を出したアクティブファンドはほとんどないことがわかっています。

日本の場合でも、市場平均よりも高いリターンを出したファンドの割合は
アメリカよりももう少し高くなる結果になっているようですが、
おおむねアクティブファンドよりもインデックスファンドの方が良いリターンを
得られたという結果が出ています。

アクティブファンドとは?

一方、アクティブファンドについてです。

アクティブファンドとは、基本的に指数を上回るリターンを目指して
プロのファンドマネージャーが投資先を決めるファンドの事です。

積極的にリターンを求めていくスタイルであることから
アクティブ(積極的)ファンドと呼ばれます。

このアクティブファンドは企業のビジョンや業績、製品サービスを調査して、
今後株価の上昇が見込まれる投資先を
地道に探していくことになるわけです。

こういうスタイルで運用先を決めていくのでインデックスファンドよりも
手間がかかります。

そのため、信託報酬(保有している間かかる手数料)が高くなる特徴があります。

アクティブファンドによっては、
この信託報酬を差し引いてもインデックスファンドよりも高いリターンを
得ることができているファンドも中にはあります。

ただし、インデックスファンドよりも高いリターンを目指す
運用スタイルのため、暴落するときは
インデックスファンドよりも
下げ幅が大きくなってしまう可能性が高いです。

例えば、下の画像はアクティブファンドの中でも人気のあるひふみ投信と東証株価指数(TOPIX)の値動きを比較したものです。


(引用:ひふみ投信)

2008年から比較すると、ひふみ投信のパフォーマンスとしては、
TOPIXを大きく上回っています。

しかし、緑で囲った部分を見てください。

緑枠の左側は、チャイナショックで株価が大きく下がった時期
右側はコロナショックによって株価が大きく下がった時期です。

比べてもらうと分かるように、この時期の価格の下落幅に結構差があります。

このように、アクティブファンドは指数を上回るリターンが
得られる可能性もありますが、
株価が下がるときには指数以上に価格が下がってしまうことも
あることには注意が必要です。

また、上記インデックスファンドのところでも書きましたが、
大半のアクティブファンドがインデックスファンドよりも
良いリターンを得られていない現状があるという事も
理解しておいた方がいいと思います。

プロが運用していると言っても良いリターンが
得られるとは限らないという事ですね。

投資初心者はまずインデックスファンドから投資すべき

個人的に投資初心者の場合は、
インデックス投資をメインに運用して、
残りの余裕資金で気になるアクティブファンドがあれば、
そちらに投資をする方向で投資先を選択してもらえれば
いいのではないかと思います。

インデックスファンドの投資はネット証券がお勧めです。

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